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11月28日 高知新聞朝刊 ③

2009.11.29.14:29

2009年11月28日 高知新聞朝刊より

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見えない苦しみ  化学物質過敏症を知る  下 

「社会のカナリア」

 県内に住む50代の和香さん=仮名=は2004年、職場に放置されていた薬剤の後片付けをした日から、具合が悪くなった。 頭痛や吐き気、手足のしびれやこわばり、せき、呼吸困難などさまざまな症状が次々と現れた。その後も約2年同じ職場で働き続けたが、体調は悪くなるばかりだった。
 いくつか病院を受診した。最終的に気管支ぜんそくと診断され通院治療を始めたが、薬を飲んでも症状は良くならなかった。
 ある日、和香さんは、新聞記事で自分と似た症状を見つけた。化学物質過敏症(CS)を発症した大学生の話しで、手足のしびれや、顔面まひなどの症状が現れたとあった。
「CSかも…」。和香さんはCS外来のある国立病院機構高知病院(高知市)に足を運んだが、いったん、ぜんそくの治療を優先させることになり、前出の病院入院した。しかし症状は悪化した。
「今までかかった病気は薬を2、3回変えたら治っていたのに、治らない。薬を飲んだらもっと悪くなるんじゃないかと不安だった」

家族も戸惑いを感じた。「治療をすればするほど(和香さんの表情がどんどん険しくなって…。『照明器具の下がしんどい』と言われた時には、『困ったことを言い出した』と思いました」
病状が改善しないまま1ヶ月余りで退院。その後も、食事も水ものどを通らず、体は弱るばかり。家族はたまらず、再び同高知病院を訪れた。そこからCS治療が始まり、飲んでいた薬を減らしていった。医師とのやり取りを通し、家族がCSのことを理解した時には、発症から約2年半がたっていた。

  □  □

CSの症状は、千差万別だ。人によって風邪のようだったり、更年期障害のようだったりする。アレルギー症状とも違う。血液検査では異常が出ず、なかなかCSと診断されにくい。

 CS治療の第一人者で、東京都杉並区に専門クリニックを開く宮田幹夫・北里大名誉教授は「医師は患者の訴える症状にじっと耳を傾けてほしい」と、医師側の理解向上を求めている。

 県内のあるCS患者は、新築の家で暮らし始めた04年秋のことを振り返る。「皮膚がケロイド状にただれたんです。いくつか病院に行ったんですが、どこもかゆみ止めを出すなどの対処しかしてくれなかった。CSの専門病院につなぐようなネットワークがあれば…」

自然志向、健康ブームとはいえ、身の回りには化学物質があふれる。いつ誰が発症するか分からない。
「CS患者は『社会のカナリア役』と言われる。彼らの生活から一般の人も体に悪いものは何か、健康的な暮らしとは何かを考えてほしい」と宮田名誉教授は訴える。

  □  □

県内の患者会「ゆるゆる仲間」のメンバーは、診療報酬請求の際の病名リストにCSが加わったことに「やっと一歩を踏み出した」と胸をなで下ろす。

「医療機関でさえ病名や症状に対する認識が低い。自分たちを取り巻く環境ががらっと変わるとは思わない」
「ただ、今まで『心因性のもの』として扱われてきたのが病気と認められたのは大きい」
講演会やパネル展示など地道な活動を続けてきたメンバーたちが言う。
「この病気を知ってもらい、患者が暮らしやすい世の中に、そして私たちのような患者を増やさないようにしたい」

                                      (社会部・竹村朋子) 
************☆*************☆**************☆

以上3部にわたって、連載された「見えない苦しみ 化学物質過敏症を知る」上・中・下

記事を見ながら、一つひとつ書き込みました。
間違いがあるかも知れません。
見つかり次第、その都度訂正していきたいと思っています。
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プロフィール

ままさん

  • Author:ままさん
  • 発症は2000年。きっかけはシックハウス?中枢神経障害に悩まされつつ、欲張らないよう言い聞かせての日記です。
    高知県南国市在住・60代・女性

    ゆるゆると、回復への道を歩いています。
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